老人ホームの選び方で困らないためには

介護サービスを利用したことがない場合にはまず最初に少し勉強することが大切である。まず介護施設にはいくつか種類があるのをご存知だろうか。介護が必要になったときには老人ホームを選んで申し込むことになるが、きちんとした知識を持っていないと選び方で困りがちだ。老人ホームを上手に選ぶためには施設の種類による違いを理解するのが必須なので、まずは大まかにどんな種類があるかを確認してみよう。

特別養護老人ホームや有料老人ホームがよく耳にするもので、一般的には入所施設と言われているものだ。基本的な介護サービスを24時間体制で受けられるのが特徴として知られている。その他、入所施設にはグループホームや老人保健施設といった施設もあり、医師の診療が可能なサービスを利用したい場合などには選択できる。施設によっては入所者だけでなく通所者も受け入れていることがあることも念頭に置いておこう。

入所施設だけでも種類が豊富だが、介護施設には通所施設や訪問サービスもあるので検討しよう。通所施設ではデイケアセンターが主なもので、毎日通って生活介助を受けたり遊んだりするのが基本になる。訪問サービスは入浴補助のみの訪問入浴サービスと、一通りの介護を受けられる訪問介護サービスが一般的だ。この選び方と要介護度の関係によって介護保険を適用できるかどうかが違うので注意しなければならない。また、施設によって介護保険適用外のサービスも行っていることがあるので必要なものがあるかを必ず確認して決めるようにしよう。